book

シンセミア

阿部和重『シンセミア』文庫版って4分冊だったのか……! 道理で、やけに薄いと思ったわ!

ブコファー

見たことない瀬名秀明の文庫本(『ハル』)を中身も確認せず買ったら、あれ俺これ読んだことあるわ、って『あしたのロボット』じゃん! なんで改題しちゃったかなー。 そいや『デカルトの密室』読んでないわ。

ジュンクメモ

京都書店界期待の星、ジュンク堂京都BAL店はいつ本格オープンするのかしらーと調べたら2/26。(何事もなければ)たぶんちょうどそのころ引っ越すんだけどー。

そういえば東浩紀を見たのだった

街で見かけたような見出しだが、わざわざ講演を聴きに行ったんです。同志社の学祭。1〜2回生むけの講演ということでまああんまり突っ込んだ話はなかったけど、規制訓練とか環境管理みたいなトピックをわりときれいにまとめて話していて面白かったです。時間…

本多孝好「MOMENT」

相変わらずおもしろい。けど、暗い、暗いなー。本多孝好お得意の生死への諦観に、今回は悪意が入ってるよ。しかも、その悪意がどんでん返しで出てくるもんだから、人によってはかなりいやらしく感じるかもしれないし……。ただ、葬儀屋の森野という登場人物に…

桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

読後感が最悪な小説というので読んでみたけど、そうやって構えて読んじゃったのがいけなかったかなあ、結局のところはシビアな環境下にある少女たちに萌えるお話だったりしたので、そういうのならV.C.アンドリュースでも読めばいいんじゃねえの、と思ったり…

ベトナムよちよち歩き

雁須磨子が最強すぎるので思わずベトナム旅行本まで買ってしまう。メインはお友達小説家のエッセイだけど、雁須磨子の紀行漫画もそれなりにページがあってカラーページも多いし。あと、なんとなく卒業旅行はベトナムに行きたいと思っていたので(別にこれを…

筒井フィギュア売ってなくね?

サークルKサンクス限定発売らしいんだけども。例によって関西には入ってないとかかねー。

日日日「私の優しくない先輩」

日日日っていう作家についてはもう出版社の見切り発車にしか感じられないというか、5年後の作品なら読みたいかもしれないけれども。表紙画の榎本ナリコはちょっと新境地か?

hanae*「小学生日記」

文庫が出ていたので購入。僕が小学生日記で一番好きな箇所は、hanae*ちゃんのお母さんが「女の人が連れらしき男に殴られたのに、通行人たちがまるで無関心」という状況を目撃して憤慨、hanae*ちゃんに意見を求めたところ、「そんな人と付き合ってる女の人も…

夏目

あと今日は京大に夏目房之介が講義をしに来るというので聴きに行った。世界視点で見たマンガについて、あまり普段見ることのない海外の図版を交えつつ、さまざまなトピックを。文化による視線誘導の違いの話がとくに興味深い。8/2にも花園大学で公開講義をや…

「高橋マリ子の英会話、だいじょうぶだよ!」

制服似合わねええ!!! 笑。(2000年の本) うへえ、古本だからマーカーが引いてあるよ! この本で本気で勉強しようとした少年に説教してあげたい。

穂村弘「現実入門」と就活日記

ちょっと前に母親から「お前は全然連絡してこないが就活の方はどうなっているのだ」と追求があったので、だいたい終わっていて内定先をどちらにしようかまだ迷っている*1、というような返事を適当にしておいたら、後日また電話があって、こともあろうに占い…

嶽本野ばら「エミリー」

収録の短編「コルセット」がすごーく良い。野ばら作品で一番好きかもしれない。諦観の全肯定。 一方で表題作の「エミリー」は、なんというか背中を蹴りたくなるような話だなー(逆!)と思っていたら解説を綿矢りささんが書いていたので笑った。

吉田修一「パレード」

角田光代の「空中庭園」に似ている。どちらも意識的に「言っていいこと」だけを選択して「お友達ごっこ/家族ごっこ」を維持している同居人の群像劇であり、悪趣味なテーマに用意されているのは悪趣味な結末か、という点で別の作品になった。そしてどちらも…

今日知ったこと

「夢野久作さん」はもともと福岡の方言。名無しの権兵衛みたいなものだろうか。てか僕、福岡人なのに……。

ナンシー

ソニンのページを目当てにナンシー関の本を買ったら、最初っから最後までユウキのことしか書かれていなかったので愕然とした。

川端裕人「夏のロケット」

ロケット開発はもともと政府事業というより個人のわざであったのだ、という科学史のもと、低コスト宇宙ロケットを打ち上げようとするロケット狂のお話。本編はまあ普通におもしろい青春回帰ものなんだけど(ただ、個人レベルの開発つっても主人公たちはみん…

TEANA - 8つの短編小説

角田光代が日産のサイトで負け犬短編を書いていて、これが結構おもしろかった。彼女の小説はまだあまり数を読んでいないけど、問題の解放が「それ救いになってるの?」という感じのものが多くて好きだ。