益田ミリ『週末、森で』を読みました

 益田ミリを読み始めたのは『すーちゃん』からです。いつもセリフと、セリフの間がとても印象的で、毎回「値段が高いよなあ……」と思いつつ買ってしまいます。『すーちゃん』というのはOL進化論の「35歳で独身で」をナイーヴにしたような4コマ漫画で、気ままに日々を生きる独身女性たちの抱える不安みたいなものがテーマだと思います。続刊は『結婚しなくていいですか。』というタイトルにしたことでバカ売れしたようです。
 『週末、森で』も1200円しました。今回も3人の独身女性が主役として登場して、都会在住のA・Bが地方に移住したCの家を訪れて繰り広げる会話をメインに話が展開するのですが、どうも読後感が異なります。今作は「仕事でささくれたA・Bの心を、Cのうんちくが救う!」みたいなエピソードがほとんどを占めており、アーリーリタイアメントこそが女性の幸せ! とでも言うかのような単行本になっている気がしました。終盤で、都会でがんばり続ける姿をファンサーヴィス的にチラリと見せるすーちゃんが、Cと顔を会わせなくて本当に良かったなと思いました。

週末、森で

週末、森で

すーちゃん

すーちゃん

書いてみます

 最後の日記から一年半ほど経過しました。twitterを始めてからというもの、極めてありがちなパターンでありますが、気軽に書き込めるtwitterにポストしてしまうことで自分の中ではそれらのトピックスに片が付いてしまうという状況に陥っていたのです。さらに日記に書く気力は湧いてきませんでした。
 そんな中、とある人から「日記を書いてみてはどうか?」というような提案をありがたくも頂戴しました。今日は何か書いてみようと思います。

海腹川背Portable体験版

海腹川背・旬』がPSPに移植されるというので、やあやあPSP購入のきっかけがようやくできたわーくらいに思ってたんですが、このほどリリースされた体験版の出来があまりにもアレでげんなりした。
バグがいっぱい見つかってるのはまあ1万歩譲って許せるとしても、振り子がつくれないのはさすがに海腹川背として成立してないのでは……。

マックコーヒー

カフェイン中毒のおれの帰宅経路には深夜開いているお店がマクドナルドくらいしかないのでだいたいマクドナルドでコーヒー(100円)を買っているのだが今日もいつものようにホットコーヒー1つを注文したところ店員の女の子に「またか……」みたいな顔をされて「ええー何その態度! バイトといえどちゃんと給料分は働けよなー」とか思いつつ100円を支払おうとしたら「え? あ、今日コーヒー無料なんですよー」などと言われ目が点になったが点と点はつながって線となった。行き場のなくなった100円玉は別に食べる予定もなかったがホットアップルパイ(100円)に化け、おれは家路につくのだった。ちなみに後ろに並んでいた人は普通に金を払わずコーヒーのみを受け取っており、へえーアリなんだビックリ。

ゲームボーイミクロ買った

やったこれで外で動画が見られるぞ!

DSあるからいらないかなーと思ってたけど、安かったし、あと案外重たいんよねDSって。メディアプレイヤーで使うんならこっちだなー。外で動画なんか見ないけども……。

本屋難民

渋谷のブックファーストがなくなってずいぶん経つけれども、いまだにどこで本を買ったらいいのか分かっていない……。渋谷TSUTAYAはそこそこマシだとは思うけれど、店員が自分の趣味で本を仕入れている感があるし、なにより品切れが多すぎて欲しい本が手に入らない、ヘタすると地元のちっちゃなTSUTAYAに品揃えで負けていたりする。渋谷のほかの本屋も、地下にできたニセブックファーストを含めて微妙すぎるし……。というわけで通勤途中で寄れる本屋がなさすぎて弱っている。やはり引っ越ししかないのか……?

『奈緒子』観た

ロボコン』『さよならみどりちゃん』で知られる古厩智之監督の新作。冒頭、藤本七海さん(子役)の顔アップから始めたかと思えば、いきなり着衣のまま海に落とすなどしているので、ああ、この監督は相変わらず変態なのだなあ……とうれしく思ったのですが、時間が進むにつれ、なんだかフツーのスポ根映画になってしまい若干の食い足りなさがありました。
これは十中八九、「『奈緒子』では奈緒子は駅伝をしない(!)」という僕にとっても驚きであった事実が、古厩監督の気力を殺いでしまったからなのでは? メインとなる駅伝シーンでは雄介(三浦春馬)が全力疾走しっぱなしになるため、奈緒子(上野樹里)の出番が少なすぎてどうにも……。ストーリー的にいっても雄介と奈緒子の確執が要なのだから、いっそのこともっと大胆に、奈緒子が雄介にタスキをつなぐなどすればよかったのにね。
アイドル映画の雄にアイドルを撮らせなくてどうする! という映画でした。