ICHIGO-MASHIMARO

ばらスィー苺ましまろ』の一番凄いとこっていうのはもちろん、「子供がかけりゃ何でもいい」と明言するような作者が、「かわいいは、正義!」なんていう<かわいい>文化の一つの先鋭ともいえるコピーをぶち上げて、とにかく徹底した萌え世界を構築しているということなんだけど、正直言って1巻の時点では作者自らこれではお金は取れないと判断した初期の数エピソードを除いたうえでも『苺ましまろ』も凡百の萌え漫画と大差ないような、ただかわいい画が描いてあるだけのものだった。それが、たった4巻のうちにここまで読める漫画になってしまったというのははっきり言って驚異的で、もう、ばらスィーたんハアハア! という感じですよ。そのプロフェッショナルの仕事に乗らないではいられなかった。幸いフィーリングも合うことだし。まあ、乗るっつーのはかわいいかわいい言うことですけどね。伸恵かわいいよ伸恵。*1
ということを、さいとうさんのとこのましまろ話(Strawberry Fields Forever項)を読んで書きました(今更)。

*1:ところで、ちょっと関連して、今回初めて知ったんだけどその伸恵、読者の投影人物であるところの伊藤伸恵の役って最初期は「お兄ちゃん」なのね。それがいつのまにかお姉ちゃんだったことになってるって、やっぱりばらスィーは凄えぜ……。