月光条例を読みました
ここ数年は週刊少年誌もロクにチェックできておらず、あとから読んでギョッとするマンガが多いです。週刊少年サンデー連載の藤田和日郎の『月光条例』、童話の登場人物が月の光でおかしくなってしまい現実世界で暴れまわるというお話ですが、そういう作品の一つでした。
主に第4巻で展開されるシンデレラ編で暴れるのはシンデレラ姫その人。奴隷のように働いていた彼女が王子さまにみそめられ、何もせずに不自由なく暮らしました、という例のハッピーエンドに疑問をもってしまったからです。それのどこが幸せなの? という。ラストまで教科書のようにフェミで、こういうお話を少年誌でやったのは、ちょっとすごいなと。みんな話題にしてた?
主人公に負かされた姫が、自分を追い越していく男には弱い、みたいなことを漏らすくだりだけは余計だった気はしますけれど。
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