松本先生

金沢行きはまったくもって行き当たりばったりで臨んだために敦賀駅で75分ほどの乗り換え待ち(同じ路線なのに!)が発生。どうにも半端な時間なので途方に暮れているうち、ああ敦賀といえば松本零士ロードがあったよなあ、と思い立ってちょろっと駅から降りてみた。そしたら駅前通りにあるわあるわ、ヤマトと銀河鉄道の銅像が、数えるの忘れてたけど全部で27個もあったみたいだ。

まあ僕は、当然松本零士世代ではないし、彼は漫画美術的なエポックを作ったことで評価されるべきと考えている人間なので、ヤマトにも銀河鉄道にもそれほどの思い入れはないわけなのだけど、それでも漫画キャラクタたちが街中の銅像にまでなっている現象については多少興味があり、うへえガラスのクレアってまたすげえチョイスだなあ、とか、たしか松本零士って福岡出身だった気がするけどなんで敦賀にロードがあるんだろう、とか、敦賀の若者たちは「じゃあ13:00に時間城前で」のようなロマン溢れる待ち合わせ方をするのだろうか、とかいったことを考え、なかなかに楽しめた。

ちなみに、時間城はその辺の商店の目の前に立っているのであまり若者の待ち合わせ場所には適さないであろうし、松本零士ロードが敦賀にあるのは「敦賀は港と鉄道の街だから」(!)らしいということはつけくわえておきたい。また、敦賀駅から始まる松本零士ロードは最終的には気比神社なる神社に通じており、松本零士ロード=神社の参道である、と言えるかもしれない。食べた鯖寿司がおいしかったので敦賀は良い街です。