深谷陽「スパイシー・カフェガール」

スパイシー・カフェガール 「スパイシー」「カフェ」「ガール」という語の組み合わせがアレすぎて手に取るのがややためらわれるが、そんな躊躇も素敵な装丁と唐沢なをきの帯の前にはあまり力を持たなかった。中身はまるでB級アジア映画のような雰囲気が素晴らしく、登場人物がみな魅力的。エピローグにアフガン少女(最後まで名前がつかない!)もいてくれれば完璧だったのだけど。