「恋文日和」

ジョージ朝倉の漫画が初映画化! ということで観たので出来にはとくに期待していなかったのですけど、意外にも原作に忠実な作り、しかしまあやはり実写にしてしまったことでジョージ朝倉の青臭さやリリシズムは不自然さに取って代わられていて、全体的には大当たりではないがハズレでもない、といった感じになっているでしょうか。ただ、この作品をアイドル映画として観た場合には話が違ってきて、主演の村川絵梨BOYSTYLE)さん、小松彩夏(セーラーヴィーナス)さん、當山奈央Buzy)さんなど、さほど有名でないアイドルの人たち*1を自主制作的に撮って、これだけきちんとした魅力を引き出せているというのはなかなかできることではないと思います。とくに、小松彩夏さんのかわいらしさは異常で、おそらくは小松さんに宮下千雪役が当てがわれたのも、着衣でお風呂に入る、セーラー服・ブレザーの2種類の制服を合法的に小松さんに着せられる、などの事由のためであり、徹底した変態の視点がそこにはありました。

*1:中越典子さんは除く